窯業系サイディングボードの耐久性は紫外線や雨風、雪等の刺激に左右されます。メンテナンスをすることで耐久性を回復させることができますが、塗り替えを怠ると劣化してしまい亀裂が入ってしまったり、割れ、欠け、反り、うねりが生じサイディングボートの交換が必要となることが多く見られます。
しかし、サイディングボードの生産開始から、生産終了までのスパンは1年~2年位で終わってしまう物もあるため、穴が開くほど放置してしまったり交換が必要なほど劣化が進んでしまっている場合現在付いているサイディングボードと全く同じサイディングボードを取り付けるという事は難しいのです。その場合、傷んでいる箇所だけ交換するとなると似たような柄の似たようなサイディングボードを取り付けることとなり、他と同じ色で統一しても、目立ってしまいます。
それでなければ、全面サイディングボードの張り替えという手もありますが高額になってしまう為、コストを抑えたい方にはおススメできません。
上の写真の窓上と窓下はサイディング交換を行い、同じ色で一面を塗装しました。
なるべく近い感じの柄での張替を行い同じ色での塗装を行っておりますのがよく見ると柄が
違うのがわかります。
先ほどの住宅で右上の換気フードの上下もサイディング交換を行い塗装を行いましたが、
サッシの上下は高さが短く、目立ちにくい箇所でしたが45センチの高さで2枚替えると90センチ程度になるので同じ色で塗装をしても少し目立ってしまいます。
サイディングを交換するとなると材料代が多くかかってしまいます。
低コストで維持する方法は、サイディングボードの交換が必要なほど劣化を放置しないこと、定期メンテナンスを欠かさないことです。
そのためには、一年に一回でも外壁の状態をご自身で確認することが大切になります。
ではチェックするポイントは
①サイディングの表面を触りチョーキングの有無の確認。
チョーキングが起きている場合、塗り替え時期に達しています。
②亀裂や落ちなくなった汚れが無いか確認。
ビス周辺での亀裂やサイディングボードのズレ等が無いかも確認。
ビスの浮きが無いかも確認してください。
③コーキングも大事なチェックポイントです。
やせていたり、剥離、亀裂があるとそこから湿気・水分等が入り込み
サイディングボードの劣化をさらに進めます。
換気口フードのまわりのヒビが気になり写真を撮りました。
換気フードを取り外してみると、このような状態です。
サイディングを外してみると
もともと付いていた換気口フードの枠が出てきました。
注目すべきはその枠のまわりの木です。
サイディングの劣化があまり進んでいない換気口フードの中の木はこのように黒ずみ等が発生して
おりません。
サイディングの劣化を放置してしまうと見た目だけではなく
内部の劣化にも繋がってしまうのです。
こういった箇所の積み重ねが建物自体の寿命を縮めてしまう結果と
なります。
窯業系サイディングにはコーキングがつきものですが、
住宅が塗替え時期を迎えていると、コーキングの補修の必要な時期も
迎えていることが多いです。
コーキングは大事な役割を担っています。
詳しくはコーキングのページをご覧ください!
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